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You are the most difficult person!

December 19, 2004

2週間ほど前に、移民申請に必要なカナダの無犯罪証明書を取得するのに必要な指紋を採取する ため、バーナビーのRCMP(Royal Canadian Mounted Police ~ 警察署)へ行って来た。その日は 金曜日でRCMPの窓口が閉まるぎりぎりの4時少し前に行って来た。(カナダのお役所関連の勤務時間 は殆どが8:00AM - 4:00PM)行く前にきちんと何が必要か色々調べていったのだけれど、窓口にいた ガッチリ型のヒスパニック系な外観の大きなお兄さんに「カナダに移民申請するのに無犯罪証明書が 必要なので指紋を採取してもらいたいんですが。」と言ったところ、身分証明が必要だと言われたので、 準備していたパスポートを提示した。すると、「あなたがバーナビーに住んでいることが分かる身分証明 を出して下さい。」と言う。そんなの持ってきていないし、あるとしても銀行のバランスステートメントの 郵便物くらい・・・。第一RCMPのサイトにはそんなの提示しろなんて書いてなかったと思うのだが・・・、 それがないと指紋採取は出来ないと言うので、「銀行の郵便物でも大丈夫ですか?」と聞くと、 それでOKだと言う。と言う事で、せっかく行って来たけど、お家に引き返す事に。お兄さん、帰り際 「土日も朝の8時から夜の10時(か9時?だと言った気がする。)まで窓口開いているから急ぎだったら また明日にでもおいで。指紋採取するのだったら5分程度で終わるよ。」と教えてくれた。やった! 週末もやってるんだ!RCMPも週末営業だなんて頑張ってるんだなぁ、 なぞとアイカタAとビックリしながら話した。

翌日朝の10時過ぎに再びRCMPの窓口へ。今度は背も私と同じくらいのアジア系のお兄さんが 対応してくれた。このお兄さんは日本のお役所にもいそうな、まっすぐな感じの人だった。 1聞くと3くらい返答してくれそうなまじめで賢そうなお兄さんだったのだが、少しおっちょこちょいだった。 聞かれる通りパスポートとバーナビーに住んでいますと証明できる銀行からの郵便物をいくつか 持っていき、ソーシャルインシュアランスナンバーのカード(SINカード)も提示してくれとの事だったので、 それも提示した。お兄さん、それらをコピー機に持って行きコピーし終わるとパスポートだけ 返却してくれた。「はい、じゃ~このプロセスに43ドルかかりますんで支払いお願いします。」との事。 あやや、結構高いんだなぁ、と思いつつ銀行カードで支払いをしている最中にC-216Cのフォームを 渡された。あれ?私まだ銀行の郵便物とSINカード返却してもらってないよね、とアイカタAと 話しているうちに、「はい、じゃ~ここと、ここと、ここに必要事項を記載してください。」と言われ、 お兄さんまたどっかへ行っちゃったんで、そのまま記入してたら、「はい、こっち先にね~。」と 銀行カード用の決済トランスを渡され、ピコピコピコと決済完了。銀行カードを返却され、あの~、 まだSINカードと郵便物返却されてないよなぁ~と不安げに思いつつ、再び記入フォームへ復帰。 お兄さん、ようやく窓口に戻ってきたんで、「私の銀行の郵便物とSINカードを返してもらいたいん ですが~。」と言うと、「あれ?返してなかった?」と言う。「まだです。多分、コピー機のところに 置いてると思うんですが・・・。」と言うと、「ごめん、ごめん。」と言いつつ、コピー機へ。 「あ~ここにあった!忘れてたよー。」って・・・。忘れないで下さいネ!!いくら警察に置き忘れても 心配ないかも知れないけど、一応パーソナルなものなんですから・・・。と、おっちょこちょいなのか、 ボケボケしているのか何なんだか?という感じでプロセスが進んでいった。

お兄さんに「指紋取るので、手を洗ってきて。あっ、指輪は外しておいた方がいいよ。」と言われ、 指輪を外し奥にある洗面所で手を洗い、1~2分後、サイドにあったドアから「Akiこっちへ。」と言われ、 ドアの向こうへ。指紋採取なんて初めてなので、少しドキドキしながらも、ワクワクしつつ部屋へ入ると、 既にフォームとスタンプみたいな黒インクが用意されていた。彼は手に薄手のゴム手袋を はめていて、私の親指クンが掴まれて、「リラックスしてね。」と言われ、リラックスが大切なのね、 と思っていると、いきなりリズム良く”いちにっ””いちにっ”のリズムで指紋が採られていく。が、 2枚分のフォームに指紋をつけて行っていたので、30センチの間隔で彼は右に左にへと私の指を インクにフォームにとベターベターと1本づつ180度の勢いで押していく。指が~っと思っていると、 右に左にとえっさえっさと動かされ、薬指と小指の採取後の指紋を見ては、「ウ~ン・・・。」と うなりながら、「これは駄目だ!」と言われ、何度も指紋を採っては「ウ~ン、ウ~ン・・・。」と うなって採った指紋の上に白色シールを貼っては、もう一回。「指に力を入れて真っ直ぐに!!」と 言われ、薬指はなんとかなるけど、小指には力が入らないな~、と思いつつ、出来るだけ頑張ってみた。 何度指紋を採っては指をウェットティッシュで拭きなおし、取り直しただろうか???最後に彼は、 「You are the most difficult person I've ever had to take fingerprint!」と言い、 「もし送るのが1枚だけで良いんだったら、こっちのを送るといいよ。」と言って、指紋を採ったフォームを 渡してくれた。「ありがとう。」と言って、ドアを出て時計を見ると既に30分経っていた。昨日は5分 で終わると言われたプロセスだったけれど、その6倍も時間がかかってしまった・・・。素人の私には 採られた指紋の何が悪くて何度も取り直されたのかは全くわからないのだが、玄人としては受け 入れられない指紋だったのだろう・・・。幼稚園の時に墨に手をつけて、紙の上に手形をつけて 遊んでいた頃は、指紋採取がこんなに難しいとは思いもしなかったよ・・・。

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今日の勝敗

December 19, 2004

最近ブログをサボリ気味な私・・・。でも、出来る事なら気長に続けていきたいと思っているので 無理することなく書き綴っていきたいなぁ。

今朝の朝食はカシャマンナ。これはポーランドで小さなお子ちゃまが食べる用のものらしいのだが、 我が家では週末食べている。材料はSoft Wheat(軟質小麦→ 軟質小麦とは?)。ポーリッシュデリへ 行くと見つかる。一般に売られているような小麦粉のようなサラサラな粉ではなく、コーヒーの粒粒くらい の小さな粒で、これに牛乳を混ぜて火にかけ、沸騰しないくらいの中火で泡だて器のようなもので かき混ぜながら煮詰める。表面が沸々してきたら火からおろしてお皿に流し込む。出来上がり。 すごく簡単。(でも、かき混ぜ続けるのに手が疲れる・・・。)いつもこれにフルーツのシロップと フルーツジャムを混ぜて食べる。今日はシロップを網掛け状にして、ジャムの色で相手側と自分側に 分けて○×ゲームをした。「食べ物を遊び物にするんじゃありません!」と言うお母さんの声が 聞こえてきそう・・・。ま、どうせ食べるんだし、食を楽しむ事はいい事だ?!はじめからこのゲームの 要領を忘れてしまっていた私は、相手にセンターポイントを渡してしまい、負けかけていた。しかし! フルーツジャムすくい投げによりうまく抗戦。って、何の事だかさっぱりだにゃ。 ま、勝敗は勿論引き分けということで。終り。

カシャマンナ

写真 Architecture をアップ

November 17, 2004

ようやく、Photography ページの Architecture をアップした。まだTransportation、Light Effects、 Objects、Textureセクションが残っているので、なるだけ早めにアップできるように頑張ろう。

下の写真は、橋の上のスカイトレイン。(無人運転。)

New Westminster Bridge #002

Remembrance Day & IKEA

November 12, 2004

今日はカナダではリメンブランス・デイで休日だった。リメンブランス・デイとは戦没者追悼日のことで、 毎年11月11日、戦時中(第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争)カナダに尽くした人々(男女) の為にカナダ中の人々が黙祷をささげるというもの。戦時中、100,000以上ものカナダ人が亡くなった 歴史を未来の平和の為にも忘れてはならないという意味が込められているようだ。
http://www.vac-acc.gc.ca/general/sub.cfm?source=history/other/remember(英語)

IKEA 最近知り合い2人が婚約をし、彼らが一緒に住むために新しい家に引越しをしたので、 相棒と私を家に招いてくれるということなので、簡単なプレゼントをIKEAに買いに行った。 IKEAはバンクーバー・エリアに2箇所あり、1つは空港のあるリッチモンドに、もう1つはコキットラム という場所にある。コキットラムのIKEAの方が大きく、私達が住んでいるところからハイウェイで 10分の所なので、コキットラムのIKEAに行った。

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Vera Drake

November 7, 2004

昨日、5th Avenue にある映画館で Vera Drake (第61回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞)を 観てきた。内容の為か、観客はご年配の方々が多かった。

映画が始まる前、ここの映画館ではスタッフが前に出てきて、マイクなしで注意や説明をしてくれる。 昨日の彼(スタッフ)は小さな声でボソボソ言っていたので、ついに観客の中にいた、 気品のあるおばちゃまが、”I can't hear your vioce! Talk to me!” と言って、「ここ!ここ!」と手を振って 彼にアピール。彼はちょっと間を置いて、声を振り絞って大きな声で説明を始めたのだが、 予期しなかったおばちゃまのつっこみに、与えられた時間内で説明を終えることが出来なかったので、 中途半端な説明のまま、映画は始まった。

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