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全身蕁麻疹 - 泣きそうに痒かった(今も・・)この数日間

June 5, 2009

【2014年8月15日追記:その後の蕁麻疹シリーズ: その8 最近蕁麻疹が出てこなくなりました(2014年7月22日)

【2013年12月22日追記:
先月少しコントロール不能な、とても痒い蕁麻疹が再び出てきてしまいました。生姜やにんにく、ブラックペッパーやカレー用のスパイスとしてのチリペッパーなどを取りすぎていたようです。他にも今は食べませんが、消化の悪い玄米を食べると必ず結構ひどめの蕁麻疹が出てきます(しかし、数日間常温の水に浸して発芽玄米にしたものであれば大丈夫)。また、コーヒーや紅茶、緑茶、チョコレート、ココアなどに含まれるカフェインを摂取し続けると、これまた必ず痒い蕁麻疹が出てきます。それ以外にも、ひまわりの種、ポピーシード、ごま、フラックスシード、マスタード等の種類を食べるとこれまた痒い蕁麻疹がポツポツと出てきます。私の場合、胃腸が弱いので(胃炎で死にそうに痛かった経験有)、どうも消化の悪いもの(消化できないもの)や刺激物が良くないようです。

最近は毎日やや酸っぱいプレーンヨーグルトを朝食に温かいオートミール粥と一緒に食べていましたが、それに加え、昼と夜も食後に少量のプレーンヨーグルトを食べ続けたところ、またとても痒い蕁麻疹が自然と消えていきました。これはすぐに実感できます。翌日など。もちろん、上記の消化できない食べ物や刺激物、種類、カフェインを食事から絶ってヨーグルトを食べる前提です。

以前から不思議だったのが、同じ乳酸菌の入った飲み物や食べ物でも、効くものと効かないものがあることでした。

例えば、よく以前の蕁麻疹関連の記事中に書いていますバターミルクですが、これはやや酸っぱいバターミルク(3%の脂肪)で、2009年当時もこれまでも、これを飲むと蕁麻疹に良く効いていました。しかし、当時、酸っぱくないプレーンヨーグルトを食べてもあまり効果は見られませんでした。なので、バターミルクに入っているバクテリアカルチャーが特別に私に効いていて、ヨーグルトでは効かないのかな?などと思っていましたが、違っていたようです。

というのも、今回やや酸っぱいプレーンヨーグルトを朝昼晩と食べて、痒い蕁麻疹が自然に引いたからです。そして、今回あまり酸っぱくないバターミルク(1%の脂肪)を毎晩シャワー後に飲んでいましたが、以前に比べて効きがあまり実感できませんでした。(今回なぜあまり酸っぱく無い、また、脂肪の少ないバターミルクを飲んでいたかと言うと、2012年に春ウコンの飲みすぎで胃を荒し、更に、脂肪の多い3%のバターミルクを蕁麻疹対策として飲んでいたところ、とても酷い胃炎になり、1ヶ月殆ど何も食べられず、苦しんだ経験があるため。)

どうも、ポイントは、”やや酸っぱい乳酸菌飲料やプレーンヨーグルト”を少量ずつ1日に分散して食すことにあったようです。酸があるのは、発酵菌である乳酸菌が生成した乳酸があるからで、プレーンヨーグルトが酸っぱいのは、この乳酸菌生成物=乳酸が含まれているからです。つまり、乳酸菌が生成した乳酸が含まれている酸っぱいプレーンヨーグルトやバターミルクを飲むことが、痒い蕁麻疹を自然治癒していたようなのです。

調べてみたところ、腸内には常在菌(善玉菌や悪玉菌)が生まれたときから既に存在しており、赤ちゃんの頃は母乳から乳酸菌などの善玉菌を貰っていたので、善玉菌が常に優勢である状態なのですが、離乳食を始める頃からだんだんと悪玉菌が増えて、また、年齢を重ねるごとに、善玉菌の数が減少し、悪玉菌が優勢になってくる為、健康を保つ為、意図して善玉菌を増やしてあげる必要があります。

しかし、いくら生きた善玉菌を腸内に入れたところで(プロバイオティクス)、常在菌(善玉菌や悪玉菌)が新しい菌と入れ替えられることはないそうです。また、普通の善玉菌が居るプレーンヨーグルトを食しても、胃を通過する事で胃液で善玉菌が死んでしまい、生きては届かないのだとか。でも、その善玉菌の死骸は、腸内にいる常在菌である善玉菌の餌になるので、善玉菌が増えることが出来て、それはそれで良いことのようです。また、善玉菌の食料であるオリゴ糖や食物繊維をとることで、乳酸菌の数を増やす事もでき、これもこれで良いことです。

で、少し前に腸内の善玉菌について調べていたところ、以下のような1967年に作成された腸内粘膜細胞と善玉菌の働きについて説明されたビデオを見つけました。(作成はヤクルトさんのようです。)

これを見て、悪玉菌は、善玉菌が生成する酸性の乳酸に触れることで、死滅しているのが分かりました。それはまるで聖水に触れたかのようにです。

だから、酸っぱい=つまり乳酸が含まれているプレーンヨーグルトやバターミルクを毎食後などにでも、少量を頻繁に摂取することで、増えすぎた悪玉菌がすぐに死滅し、よって、腸内環境が良くなり(快便になり)、蕁麻疹が直ぐに引いていくのだと思います。(私の場合、翌日には実感できます。しかし、全ての蕁麻疹が完全に引くまでにはもう少し時間がかかります。そして、それを続けていると、全く蕁麻疹が出てこないようになり、以前のように、また、つるつるした肌に戻っていきます。炎症で茶色くなった肌の色素が元に戻るには結構時間がかかりますが。)

私の場合、やや酸っぱいプレーンヨーグルトやバターミルクを、胃に刺激と負担があまりかからない程度に、少量ずつにでも毎食後に食すれば、結構直ぐに蕁麻疹が引いて行っていたのは、このような背景があったからだと、今だからわかります。とは言えあくまでも、実体験からと自分で調べた事だけからの憶測でしかないので、本当のところどうなっているのか、という部分については、何も証明出来ません。

ですが、今蕁麻疹で、とても痒くて辛い思いをなさっていらっしゃる方は、やや酸っぱいプレーンヨーグルトを毎食後にでも少量ずつ、食べてみる価値はあると思います(食べ過ぎない程度に。)注意したいのが、蕁麻疹が出てくるような方は、私もですが、胃腸が弱い方が多いと思います。なので、プレーンヨーグルトなどの酸味で、食べ過ぎたりして、胃を荒らしてしまう事も大いに有り得るので、食べ過ぎない程度を少しずつ、また、常温にするなどして、胃腸に刺激を与えすぎないようにして、食すると良いと思います。

また、胃腸が虚弱体質の場合は、玄米などの消化に悪いものは、とても痒い蕁麻疹が出てきやすいですし、カフェインやスパイスなどの刺激物はしばらく止めておくと良いと思います。それらに、腸内の内側の粘膜細胞が敏感に反応して(アレルギー反応?)、炎症を起こしているのかもしれません。

痒いのはとても辛いです。
少しでもご参考になれましたら幸いです。
2013年12月22日追記。】


【追記2009.09.20: 蕁麻疹だかアトピーだか良くわからない湿疹の痒みに、色々試した結果一番良く効いたのは、腸内環境の改善(乳酸菌の摂取)とデトックス(塩風呂の半身浴)でした。特に乳酸菌で痒みが引きます。私の場合、抗ヒスタミン剤でも痒みが取れませんでした。蕁麻疹だかアトピーだか慢性化していたのでとても痒かったですが、乳酸菌を飲んだら本当に痒みが引いたのです。薬に頼りたくなくて、米ぬかとかココナッツオイルとかTee Tree Oilとか色々試しました。食べ物、水にも注意しました。でもやっぱり湿疹は出てきました。でも乳酸菌をお腹に入れてあげると本当に不思議ですが、痒みが引きました。アトピーや蕁麻疹などのアレルギー反応に関係しているTh1細胞とTh2細胞というのがあります。Th2細胞はアレルギー反応を引き起こす作用をし、Th1細胞はアレルギー反応を抑制する作用を起こすのだそうです。で、アレルギー反応を起こしやすい人の血液の中には、Th1細胞よりもTh2細胞の方が多くあるのだそうです。これにより、アレルギー反応が引き起こされやすくなり、結果、痒みが生じるのだそうです。乳酸菌は、このTh1細胞を活性化させる作用があるようなのです。だから、私の痒みもようやく引いたのだと思います。本当に不思議ですが、乳酸菌を飲んだらあんなに酷かった痒みがおさまりました・・。今も飲み続けています。参考:KIRIN-乳酸菌KW3110株の研究ー乳酸菌KW3110株とアレルギーの関係カルピス-発酵乳と乳酸菌(花粉症・アレルギー作用にもいい?)


昨日、一昨日と、急激に暑くなったバンクーバーです。外気は24度くらいとの予報でしたが、部屋の中は30度にも達しており、去年までは扇風機なしでも冷夏のお陰でなんとか過ごしてこれたのですが、さすがに室温30度で扇風機なしだと夫も私もかなりしんどく・・。暑さが本格化して在庫が無くなる前にと、扇風機を購入しに行きました。色々な種類の扇風機がある中で、私達は自然の風が来るように感じられたタワーファンを購入しました。スペース要らず、コンパクト、回転させると自然な感じの風が吹くので、買って良かったです。

本題の蕁麻疹が再び発生してしまいました。前回は、Oatsを食べた際、身体のあちこちに蕁麻疹が出たのですが、今回のは更に上を行く酷さで、身体中のあちらこちらに沢山の赤い発疹が出来てしまい、かなり痒い!痒すぎて、初日は全く眠れませんでした。

この蕁麻疹が出る前、実は身体がかなり疲れており、頭痛が酷く、また頭のフラフラ感が酷くて、しばらくPCの画面を見ることが出来ないほどで、2日ほど死んだように寝ていたら、次は足に痛みが・・。屈伸運動をしたり、筋を伸ばすような柔軟運動を行って、同日夜にはだいぶ楽になったのですが、その後二日ほどして、夕食を食べ終えた5時半頃に、夕日が差し込むバルコニーに沢山鉢植えを行っているので、最近は花が沢山咲いているのですが、そこでくつろぐ為に、夫が車からキャンピング用の野外椅子を持ってきて来てくれて、さぁ~、これに座って寛いだら?と言うことで、それに座った後くらいから右の肩甲骨のあたりがムズムズ痒い感じに・・。もしや、このキャンピング椅子には、何がダニのような虫でも・・?と思い、すぐさま椅子を解体し、椅子の布のような部分を熱湯の中に入れて洗いました。そして、パイプの部分は雑巾でしっかり拭いて、ほっと一安心、だったのですが、その夜あたりから足の太もも辺りがムズムズする感じに。でも、ムズムズするだけで、特に酷い痒みではなかったのでそのまま眠ったのですが、翌日起きて、時間が経つにつれ、次第に痒いところが増えてきて、これは、もしや、ダニかも?と思ったのですが、私だけがこういう症状で、夫は何事も無かったかの様子。更に時間が経ち、赤い小さな発疹が見る見るうちに増えているような状況。きっとこれは、ダニなどの目に見えない害虫なのではないかと、部屋中を掃除し、着ているものも全て洗濯、ベッドも掃除機をかけ、ダストもしっかり拭き取り、さっぱりしたのですが、そんな時でも、赤い発疹は増えている様子・・。これは、何か変だと思い、近くのファーマセーフまでアドバイスと薬を買いに行きました。

手や腕などに出ている発疹を見せ、背景を説明したところ、何かのアレルギー反応のようね、とのこと。。更に、以前、水疱瘡にかかったことがある?と聞かれ、はい、と返答し、この質問をしてきたところから、なんとなく、この方は信用できそうな人だなと思いました。(ところで、このファーマセーフにいる薬剤師さんは皆アジア人でした。)そして、お勧めいただいた抗ヒスタミン剤と痒みに効くと言うクリームを貰い、購入。自宅に戻り、すぐに薬を飲んでみたものの、1時間経ち、でも、あまり変化が現れるような気配はなく、小さな赤い発疹はまた新たに出来つつ、しかも、昔の発疹は3~5センチ近くにまで腫れあがっている状態。10年ほど前に水疱瘡を患ったのですが、あれは、完治後も水疱瘡ウィルスが体内に潜んでいるそうで、再発すると、次はヘルペスという帯状疱疹が出てくるらしく、でも、今できている発疹には、ヘルペスの症状である痛さはないし、痛さよりも痒さが酷く、でも、現れ方が水疱瘡のようで・・、すっかり怖くなってしまった私は近く、と言っても、夫に車で連れて行ってもらう距離のウォークインクリニックなのですが、に直行。ここには以前一度来たことがあったのですが、あまり良い印象がなく・・。でも、ここが一番近くのウォークインクリニックなので、仕方がありません。で、待つこと45分。ようやく診てもらえたのですが、はなから、この発疹は何かの虫が刺したもののような言われで、吟味してもらえることなく、処方箋だけ書くだけ書いて、はい、さよなら~と言わんばかりに、医者の方から先に部屋を出て行く感じで・・。今回の人は白人の歳がいった先生で、前回来たときも白人の歳が行った先生でしたが、両方とも何となく感じが悪く、信用が置けない感じで、結局翌日も、虫刺されとは全く違う発疹が増え続けていたので、市内にある病院のEmergencyに行ってきました。

私は日本人的感覚で、Emergencyは、生命に関わるくらい緊急の医療が必要な人が使うところだろうから滅多なことでは行くべきではない、と思っていたのですが、日本とシステムが違うからか、Emergencyと言っても、いくつか種類が分けられているようで、私が振り分けられた先には、サッカーで足を怪我した人、家で足をカットしてしまった人、はたまた、警察官の人で仲裁の際に手を傷めた人などで、私のようなケースの人でもEmergencyに来てOKのようで、ちょっと安心しました。

で、先生に早速診てもらったのですが、ウォークインの先生とは全く違って、よく話を聞いてくれ、湿疹もじっくり見てくれて、やっぱり何らかの要因がアレルギー反応を起こし、それが蕁麻疹となって身体に出てきたもののようでした。

結局抗ヒスタミン剤を飲み続けることになり、今日は初めに出てきていた蕁麻疹が枯れ、腫れが少し引いて来た感じですが、新たに出来ていたものはいまだに痒く、この痒みを抑えるのに良く効くのが、タオルに熱い湯を浸したものを患部に当てると言うもので、これは以前の蕁麻疹の時にインターネットで調べていたら偶然見つけた方法なのですが、これがまた大変良く効き(でも、熱に反応する蕁麻疹の場合もあり、その場合は要注意です!)、これをすると、すーっと痒みが引いていきます。きっと、熱さの感覚と脳が何らかの反応をして痒みをなくすのだと思いますが、どういうわけで痒さがなくなるのかはよくわかりません。(蚊に刺された場合も良く効きます。)

と言うわけで、ストレスはなるべく溜めないように、ですね。そして、自分でリラックスする術も見つけなくては。。今回の蕁麻疹は、何が原因でこんなに大量発生したのかわからないのですが、疲れがあり免疫力が落ちていた自覚はあったので、疲れなど溜めないように、今の残りの蕁麻疹を完治、頑張りたいと思います。

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