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Emily Carr Library

March 25, 2005

昨日は午前中にちょっと調べ物があったので、アイカタと一緒にグランビル・アイランドにある Emily Carr Instituteのライブラリに行ってきた。

グランビルアイランドではパーキングスポットを探すのが大変である。なんとか1つ見つける事が 出来たので、そこへパーク。ドアを開けて外へ出ると、スポーティな感じのカナダ人女性が 「Excuse me!」と話しかけてきた。聞いていると、どうやら私達が乗っている車を購入したいと 考えているらしく、「どんな乗り心地?何か問題点はある?」と話しかけてきたのだった。私は始め、 この人は何を言っているのだろう?ここにパークしたので、注意しにやってきたのかと思って不審気に 思えていたのだが、よくよく聞いているとそういう内容だったのだった。私たちもこの車の良い点や ちょっと気になる点など教えてあげた。携帯電話がなったので、彼女は「Thank you!」と言って、 電話に出たのだった。

カナダではこういう感じで普通に話しかけてくる人が多いみたいだ。以前アイカタがスカイトレインに 乗っていると、ある若い男性が、「ネクタイの締め方わかります?」と聞いてきたらしい。どうも、 その日彼は面接があるので、ネクタイを初めてしたのだとか。アイカタが教えていると、その隣から 別のおじさんが、そうじゃない、と言って別のやり方を。そうこうして、かれはネクタイを締める事が 出来て、スカイトレインを去り、面接へ向かったと言うわけだ。

このように、気のやさしい、気さくなカナダ人はたくさんいて、私も以前道がわからないとき、 その場まで連れて行ってくれた親切なカナダ人女性二人に巡り会った事があった。一緒にずっと歩いて、 目的地まで連れて行ってくれたのだ。モールの中を通り抜け、3~400メートルは一緒に歩いてくれた。 (結果的には、その場所は違ったので、更に歩く事になったのだけれど。。。それは問題ではない。)

こういう親切な人がたくさんいる中で、危険な犯罪のにおいのする場合もあるのだ。なので、 その見極めが非常に厳しい。はじめから人を疑っては何も先に進まないけれど、そんな中でも 基本的な基準に沿って行動していれば、そういう犯罪に巻き込まれることは少ないのだと思う。 これが結構ふをついた時だったりして、なかなか難しいものだ。

話がずれてしまったが、ライブラリにはEmily Carrで勉強しているアート系の学生達が。 若い人たちばかりと言うわけでもなく、年齢に関わらずアートに親しんでいる人たちばかりだ。

探していた文献はコンピュータを使って検索できたので、直ぐに発見できた。アイカタと探していた 以外の本も軽く読んでみた。今回は、それらの本を購入しようと思っていたので、 内容が確認できて良かった。

ライブラリを出ると、ライブラリの窓際におもしろい彫刻が飾ってあったので、しばし閲覧。 なんでもない物体なのだけれど、おもしろいのでじっと見ていたら、その窓の奥に男性が現われ ミニ彫刻の場所をちょこちょこ変更していた。その男性が裏側から外の表側に出てきた。アイカタは 彼と以前一度だけ会った事があるといって覚えていたらしく、またその方はポーランドの方だったので、 ポーランド語でお話が始まった。彼はEmily Carrでもうかれこれ20年以上教えておられるアーティスト 兼教授であった。このミニ彫刻について色々伺い、「それではまた!」とその場を後にした。

その後パーキングに戻る前にコーヒーとマフィンを購入し、グランビル・アイランドで人々が集まる デッキに行って軽くお食事。昨日は天気が良かったのと、観光客が結構いた事もあり、そこには 子供達とその親、そして鳥たちがたくさんいた。

そこにいる鳥たちのほとんどはシーガルだった。多分かなり人間慣れしているようで、 ものすごい近くをビュンビュン飛びまくっていた。そして、人間が食べているものを「チョーダイ」 と言わんばかりに、1メートル以内に停留し、こちらを見ている。ものすごく近くに停まっているので、 カメラがあったらものすごく良いシャッターチャンスだったのに、と残念でならない。

その場を後にし、メトロタウンにあるチャプターへ。そこで以前歯医者でお世話になった Dr. Ken Shimizuとばったり。先生は始め気付かずに話されていたけれど、話しているうちに 私のことを思い出してくださった。

昨日は先生はUBCに来ている日本の歯科大学の学生達をメトロタウンに連れてきていて、 自分はチャプターで本を読んでいるとの事。先生は歯医者を営んでいるのみだけではなく、 UBCでももう20年以上も歯科について教えられているのだそうだ。全然そんなお歳とは思えないほど、 若く見える!周りの人からも、年齢のことでよくびっくりされるのだと、先生もおっしゃられていた。 今年の夏、7月から8月にかけて、東京と新潟の歯科大学関連の研究発表会? なるものに出かけるのだそうだ。

その後、アイカタと先程調べていた本がチャプターにあるかどうか確認し家路についた。 昨日は何ともおもしろい人々との出会いがあった一日だった。

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