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小津安二郎 生誕110周年

December 11, 2013

今日は(日本時間で12月12日)小津安二郎監督の誕生日ですね。Googleのロゴで知りました。数年前になぜかポーランドで小津安二郎監督の映画が話題になっていた事があり、夫が映画を見たいと言うことで、白黒のとても古い映画でしたが「東京物語」を、そしてカラーの「秋日和」、「彼岸花」を見た事があります。

古き良き時代の日本の生活様式や家族や仕事仲間との人間模様、そして、その時代の日本の経済事情や時代背景をもの凄く良く垣間見る事が出来、とても良い映画です。小説のような映画で、主に日々の生活を通じて織り成される人間模様のストーリーが淡々と繰り広げられます。

少し昔の日本人の生活ってこんなだったのか、とか、経済においては今も昔も言っていることは似たようなものなのね、とか、言葉遣いがしっかりしていて綺麗だなとか、また、戦後の経済復興期だからか、ほのぼのとした明るい雰囲気が漂っていて良いななどと感じられます。でも、時代背景は違えど、人間の本質のようなものは今も昔も変わらないのだなあ、と言うのが見えてくる映画に思えました。原節子さんの美しさに惚れ惚れし、笠智衆さんのほのぼのとした役柄に心和まされます。

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