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腰痛3つに坐骨神経痛と梨状筋症候群ー夫に生かされた1ヶ月ー

July 18, 2014

あれは5月20日(火曜日)の出来事でした。キッチンでのお仕事のシフトが18日から朝一に変わり、朝の7時から朝食と昼食作りのトレーニングを受けることになりました。しかし、それ以前から、そこのキッチンでのお仕事はかなり力仕事で(例えば25合の炊いたお米を別の保温機の釜に移して、それを腰の位置ほどまでにある棚に置いたり、お湯が沢山入った大きな鍋で野菜や乾物の麺を湯がいたりするので、その重たい鍋を持ったり、キッチンシンクが業務用のとても深い所でリーフレタス等の野菜を沢山洗ったりして、前かがみになったままの状態がキープされたり、ほうれん草を230把カットしたり等)、また、それが終わった後は、家に帰ってから夕食の準備をせねばならず、そんなこんなで腰に結構疲れが来てしまい、痛みがあったのでイブプロフェンを少し飲んでいました。

元々腰痛持ちである私なので、いつもストレッチは欠かさずしていましたし、また、キッチン仕事がない日などは、ウォーキングをしたりして予防に励んだつもりでしたが、5月20日の火曜日、キッチン仕事が終わり夕食の準備をし、食べ、歯磨きをしてしばしくつろぎ、STAPLESに翌週からのトレーニング用のメモノートを買いに行くのに靴下を履いていたところ、後ろの腰がジンジン伸びる感覚がして、その後から次第に腰痛の兆候が出てきてしまいました。でも、違和感があるものの、大丈夫そうだったのでSTAPLESに買い物へ行き、が、車から降りるのが痛くなってしまい、自分でやばいなと思ったところ、やはりその夜から腰痛が発生、動けない状態になってしまいました。

その時はまだ1つの腰痛が右側に出ていただけで、でも、歩けない状態だったのでベッドで寝たきりだったのですが、そんな中でも歯磨きはせねば!と、洗面台に立っていたところ、クシャミをしてしまって左側の腰もやられてしまい、更に寝たきり状態へ・・。

そんな状態なので、とてもキッチンでの仕事が出来るわけも無く、こんなでは迷惑を掛けてしまうので、自分にはやはり無理のようですとお断りしたのですが、保留と言う事になってしまい?、元気になったらまた来てーと言われ、あれ?と思いながら私もなぜか宜しくお願いします?という文言を言って電話を切ってしまいました。しかし環境が私の腰にはかなり厳しいので、今の状態では当分行けないだろうと思っています。何せ腰痛予防として、自分が使うシンクの蛇口でさえ、自分の腰があまり前のめりにならないように変えて使っているぐらいですので。。

で、結局初めの腰痛が出てから2週間目くらいからようやく調子が良くなり、再びウォーキングを始めるようになりました(いつもウォーキングをすると腰痛の回復が早くなっていたので)。が、これが良くなかったのか?無理をしてしまったのか?ある朝洗面台に立っていた所、右側のお尻の内筋がキューーーーっと縮んでしまい、腰痛とは違う痛さが襲ってきました!いわゆるふくらはぎに起きるこむら返りがお尻の内筋に起きている状態です。痛くて痛くて右足を普通にだらーんと下に下ろす事が出来ません。何と言うか、お尻の内筋がこむら返りで縮んでいるので、足を右側に曲げていないと痛い状態です。信じられません!こんな所の筋肉が攣ってしまうなんて。。本番はこれからでした・・。その数十分後、トイレをしていたところ更に酷いことに、右側の中殿筋にピキーっと、もの凄い痛みが襲ってきました!座っても立っても居られません!もの凄い痛みです!夫が居たので夫を呼んで、肩を貸してもらい、何とか足を引きずってベッドに横になりました。

それからが大変でした。せっかく良くなってきていた右側の腰痛が、中殿筋の損傷により再度復活し、右側の腰の筋肉が縮むので身体は右側に湾曲、お尻の筋肉は更に硬縮を深めたのか、坐骨神経を圧迫し、坐骨神経痛にまでなってしまい、寝ていて腰を浮かす動作も痛くて出来ないし、寝返りも痛くて打てず、起き上がるのも痛いのでやっとの事で身体を起こし、これまた立ち上がるのが坐骨神経痛で右足先まで痛みがキンキンに出ていたので、右足を一歩前に出すのがとても痛い!足を動かすだけでキンキンと神経に伝わってきます。痛みを例えるならば、とても痛い奥歯の歯痛をそのままお尻に持ってきた痛みと言えばなんとなく分かるでしょうか?お尻の内筋である梨状筋がキューっと硬縮し、それがお尻の坐骨神経にあたって、キンキンと痛むのです(後で読んで知りましたが、筋肉が硬縮すると骨の硬さにまでなるようです。しかも、坐骨神経は、梨状筋と織り成すようにして出てきています・・)。あまりにも痛いので、夫がイブプロフェンの直ぐ融ける強力な薬を買ってきてくれました。薬は効いている時は痛みは柔らぐのですが、朝が非常に痛い!朝一は即行でトイレに行きたいのに普通に歩けないので、長い棒を右と左に持って体を支えて少ーしずつ歩いていくしかありませんでした。しかも座った状態で重心を変える時も梨状筋が働いているので、キンキン痛みます!トイレや椅子に座ったりするのがほんとに辛かったです。なので、当然この1ヶ月、パソコンの前に座っていることも出来ませんでした。でも、こういう時に限り、お問い合わせがあったりして、なんとか凌ぎましたが、長く書かなければならないような質問への回答などではなくて良かったです。。

腰痛が起こるたびにいつも思うことですが、健康な時の自分がいかにありがたいことかをまざまざと感じさせてもらえます。普通に歩ける幸せ、普通に走れる幸せ、普通に仕事が出来る幸せ、普通に料理が作れる幸せ、普通にお風呂に入れる幸せ、普通に足をだ~っと広げて眠れる幸せ。そして、夫が食料の買出しから料理から掃除から洗濯まで全てしてくれて、夫が居なかったら、私は何も食べれず、床に臥したまま、お腹をすかせ、痛みに我慢するしかなかっただろうし、ひょっとするとそのまま死んでしまってもしょうがないような状態になっていたのかもしれないと思うと、夫に生かされた、感謝の心がわきあがるのでした。

その後、腰痛は良くなったのですが、2週間経っても梨状筋の硬縮は続き、神経にキンキンに当たって痛むので、どうしたものかと近所のウォーキングクリニックに行き、前回別件で診てもらった同じ女医の先生に再度診てもらいました。症状からSciatica(坐骨神経痛)だろうと言われ、今私がしているイブプロフェンを飲むこと(イブプロフェンには抗炎症効果があります)、塗り薬としてVoltaren Emulgelを患部に塗る事、それ以外に私がしていなかったこととして、アイシング(Icing)をしてみましょうと言われました。

家に戻り、ネットで調べてみると、腰痛などが発生し炎症が起きて痛みが酷い時、アイシングは効果的、と、いくつかの整体院のホームページに書いてありました。これまで腰痛が起こった時、温めたら良いのか、冷やした方が良いのか分からず、悪化するのが怖かったので、どちらもしていませんでした。でも、今回ドクターから直接教えてもらったので、安心してアイシングしてみました。ん?なんだか良い感じでした。多分、炎症がまだ続いていたみたいです。

その後、アイシングを継続し、だいぶ痛みが和らいできました。でも、梨状筋の引きつりはまだ継続しているので、筋が伸びるとキンと痛みます。朝起きて歩くのもこの頃はまだ痛かったのでイブプロフェンは継続して飲み続けていました。その後、炎症から来る痛みは無くなってきたように感じたのでアイシングを止め、筋肉の硬縮による神経の痛みをどうにかしなければいけないと思うようになりました。しかし、変にマッサージを行うと症状を悪化させてしまうので、どうしようか迷いましたが、リスクを取り、自分でお尻の内筋をマッサージしてみました。すると、翌日、確実にだいぶ良くなっているのが感じられました。それからと言うもの、夜ストレッチも混ぜて、自分でお尻の内筋をかなり力を入れて揉み揉みするようになりました。でも・・押さえるのに自分の指が痛くなるので、床にこぶし程度の大きさの平らな石を置き、そこに右のお尻を置いてゴリゴリマッサージするようになりました。

今、自分でリスクを取って揉み始めて、3週間になりますが、ストレッチを含め、だいぶ良くなりました。未だに梨状筋はまだ内部でひそかに攣っていますが、普通に歩けるようになりましたし、走るのはまだ内筋が痛むのでちょっと無理ですが、仰向けに寝て腰を浮かす動作も出来るようになりましたし、しゃがむ動作も出来るようになりました。最近はベリーダンスもストレッチとマッサージに取り入れてするようにし、これがまた効果を発揮しています。確かにベリーダンスで骨盤を前と後ろに動かす際、梨状筋に力が入り、その時の硬縮具合でキン!と痛むのですが、短時間を毎日続けていると、次第にその梨状筋の凝りがほぐされてきて、痛みが小さくなって行っているのを感じます。毎日少しずつの変化でしかありませんが、ストレッチとマッサージとベリーダンスで確実に良くなってきています。それと、ベリーダンスは腰を動かすので、大腰筋にもとてもよい感じです。しかし、しすぎると悪化してしまうかもしれないので、ほどほどにしています。

今回の事で学んだ事は、身体をリラックスさせることははとても大切なことだという事と、つい色々なことに気力で頑張りすぎてしまう自分が居ますが、ただ闇雲に走りすぎて頑張っているのは本末転倒な事になってしまうので、きちんと要領よくする事が大切だということでした。力を抜く事の大切さを身をもって知った、というところでしょうか。あと、夫に感謝、この一言に尽きます。

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