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変化

January 26, 2014

どうも通りの向かいに居らした日本人女性とカナダ人男性のご家族(子供二人)が今月一杯で引越しをされるようで、なんだか寂しい気分です。私達がここに引っ越してきたのと同じ時期にあちらのご家族も引っ越して来られたような気がします。

当時、まだ私達の目の前に大きな木が植えられていたので、向かいの通りの人の事は全くわかっていませんでしたが、その木が私たちが越して来て3年後くらいに当時大きなWind Stormがやってきて倒れそうになったので、マネジャーさんが切ってしまいました。それからと言うもの、向かいの通りのご近所さんが見えるようになり、どんな人が住んでいるのかわかるようになりました。

まだ11年前は小さな息子さんと娘さん(たぶん1歳か2歳くらい)だったのが、今では、息子さんは高校を卒業した年齢になり自立し、娘さんはお母さんと同じくらいの背丈になり、この11年という歳月の流れを感じさせてくれます。

息子さんがまだ高校生までの頃は、毎年、ハロウィンの時期になると、息子さんの友達が何人もやってきて、花火の打ち上げなどよくしていました。夏場は、あちらは庭にズッキーニやかぼちゃやトマト、そして苺のバスケット、私達はバルコニーに沢山のお花を植えていました。クリスマスには、玄関ポーチに沢山のライトが飾られて、私達もバルコニーの窓にライトを飾ったりして、近所一帯とても明るい雰囲気になりました。息子さんは小さい頃から高校を卒業するまで新聞配達をし、今はお母さんと娘さんがしていました。旦那さんは仕事が終わると、どんなに寒い冬の日でも、よくポーチの椅子に腰掛け、タバコを吸ったり飲み物を飲んだりしていました。ホッケーのカナックスが大好きで、シーズンになるとポーチでラジオを聴いて、一人盛り上がっていたご主人。とてもユニークな人でした。

でも、そういう和やかな雰囲気を垣間見ることはもう出来なくなるのだと思うと、寂しい気持ちで一杯です。11年って短いようで長いですね。このご近所には沢山のユニークな方々が居られ、沢山の色々な思い出がありますが、みな引越しをされていかれました。今はどこでどんな人生を歩まれているのかわかりませんが、みなそれぞれの場所で、きっと楽しく暮らしていることでしょう。

夫と、Remember?あんなことがあったね。こんな事があったよね?11年前はまだこんなに小さな娘ちゃんだったのに、もうあんなに背丈が大きくなって。そういう会話が出来るようになるとは、11年前は思ってもいませんでした。こうやって年月を歩んでいく、つまり人生というのは、日々の積み重ねなのですね。

去る人あらば、来る人あり。また、新しい人がやってきて、新しい未来が作られることでしょう!毎日の積み重ねが人生ならば、日々を楽しく充実して過ごさないわけには行きません。死ぬ時に、あー、あんな事があったな、こんな事があったな、みんな思い出をありがとう、と思って死ねるよう、不器用な私なりの人生を思いっきり頑張って生きたいと思います。

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