Page Top

近い将来のAnother折畳みEV車? - Hiriko folding electric car

March 22, 2013

昨日BBCを見ていた夫が、こんな折畳みEV車が紹介されているよ、と以下の動画を見せてくれました。(でも、Hiriko自体は2012年にBBCに既に紹介されていたようです。)

現在スペインの会社が、駐車場の問題もあり、この折畳みEV車を開発しているらしいですが、車の原型としては、ボストンにあるMIT(Massachusetts Institute of Technology)により開発されたデザインを元に開発を進めているそうです。

見た目、ベンツから開発されているスマートカーみたいな「おにぎり型」の車ですが(この車も、数年前から良く見かけるようになりました。)、車を駐車する時に、車体がすくっと後輪から浮き上がり、後輪が前へ移動し、折畳みカーへ変身、そして、前方のフロントをガバっと開けて、そのまま前に降りてしまう、という仕組みになっているようです。でも、ガバっとフロントを開けて出て行くのは、腰が悪い人・・(自分?)には腰に負荷が掛かってしんどそうに思えますし、スペースも取るのでどうでしょうか?でも、ボタンを押せば自動で開けてくれるのであれば良いかなぁとも思います。もしくは、日本の襖のようなスライド式(横ではなくて縦)は如何でしょうか?・・例えば、シャッターのように、上下にスライドさせて開けたり閉めたりする感じで、カプセルみたいなイメージです。ハンドルもゲーム機?飛行機の操縦機のような形状で面白いです。もっとも、将来的にはiPhoneでの操縦も可能になるかも?とも思います。

もう一つ面白かったのが、このEV車を共有カーにして、個人が所有するのではなく、使いたい時に料金を支払って使い、使用が終わったらそのままそこに乗り捨て、という使い方をしたいと言っている部分でした。

バンクーバーでも2011年から「car2go(https://vancouver.car2go.com/)」というカーシェアリングサービスが始まり(元々は、ドイツのUlmという街でダイムラー社が2008年に始めたサービスのようです(car2go.com)。なぜ、ベンツのスマートカーを使用しているのだろう?と不思議に思っていたのですが、サービスの発祥地がドイツで独のダイムラー社だったからなのですね)、今も好調のようで、サービスエリアを拡大しているようです(「カーシェアリング「car2go」、ノースバンクーバーにサービス拡大-需要増で」)。車の使用後は、特に清掃の必要はなく、また、ガソリンも満タンにする必要がないので、メンバーになっていれば、スマートフォンで今居る場所の一番近くにあるcar2goの車を直ぐにレンタルできるようです。私が住んでいるエリアでもよくこのcar2go、smart fortwoのロゴが入ったスマートカーを見かけます。

ダイムラー社は日本展開にも意欲を示しているようですが、欧米と比べて日本では路上駐車が出来ないことと、公営駐車場の数も少ないので、使用するとすれば、少ない民間の駐車場になってしまい、これだと料金が跳ね上がってしまうので、なかなか課題は大きいようです。(「ダイムラーのカーシェアリング「car2go」、日本展開に挑む (1/3)」)

2011年当時このサービスが始まるのを聞いて、こういうビジネスモデルって採算合うのかなぁ?って正直思いました。使用後は掃除もしなくて良いし、ガソリンを満タンにする必要もないので、使う方には便利が良くて良いですが、サービスを提供する側の採算ってどうなのかな?って思ったのでした。日本人は公共のものは大事に使うようにと小さな頃から家庭や学校などで教えられて育ちますし、学校でも掃除の時間があったりしてそういう価値観が育てられているので、マナーが高いと思いますが、海外でだと、マナーが欠如している人も沢山居る中で、そういう部分での意識の低さ?によるサービス提供の問題って大きいのではないのかな・・?なんて思っていましたが、そんなことはないようで、どんどん人気を博してきているようです。

つまり、パソコンソフトやデータのクラウド化だけでなく、現実社会での車のクラウド化も進みつつある、ということでしょうか?将来的には店舗などのお店も少なくなって、必要な野菜やフルーツなどの食料品も衣類も、誰もがネットで簡単に注文するのが普通になる時代が訪れるのでしょうね。(今でもネット通販をしている人は多く居ますが、それでも全人口比率に比べればまだ低い方なのだと思います。)そういう意味で、私はクロネコヤマトさんが大活躍する時代になるのではと思っています。

このように見ていると、地球規模で、20世紀はまだまだ所有することが難しかった時代において、少人数だった個人が所有する時代、21世紀は、所有する事が多くの個人にとって比較的簡単になった時代において、大多数の個人が所有することを手放す時代、に意識が変わっていくのかな?と思いました。まぁ、現実問題、このようにしないことには、地球さんがいくらあっても足りない状態になってしまいますので、必然的な流れなのかとも思います。

以下はHirikoのフルデモバージョン。

以下は、スペインでのTouristic Services Cordoba Spain - Electric Cars and Segway Tours. これは既に実行されているサービスなのでしょうか?セグウェイは面白そうです。京都などもこういうので周れたら面白そうです。

これは、トヨタの新しいEV車コムス。既に販売されているのですね☆(超小型EV「コムス」

最近では、自動運転の技術開発も進んでいるようで、こういうのを見ると、明るい未来が見えてきます。

最新記事