私はバンクーバー（特にダウンタウン）に出向く機会がある度に、いつも地震の事を考えてしまいます。こんなにハイライズを建て、しかも、コンクリートは薄く、大丈夫なのだろうか？と。勿論耐震構造ではあるようなのですが、あの薄さは一体・・。しかもバンクーバーはGlass Cityと呼ばれるほど、ハイライズの壁にはガラスが多く使われています。私は、地震の時にこんなガラスが空から沢山落ちてきたらどんなことになってしまうのだろう・・と絵空事を考えてしまいます。どうしてこんなにハイライズを建てまくってしまったのでしょうか・・。美しかった山の景色がコンドのハイライズでコンクリートの山に隠れてしまうほどです。

更に、バンクーバー国際空港のある辺りやデルタ辺りは、最近の開発の為に、元々柔らかい土地なので、沈んでいってしまっているようです・・。（By Fraser River delta sinking faster than imagined）専門化が言うには、普通の一戸建てなら柔らかい大地でも何とか支えられるようですが、コンクリートの建物だと、コンクリートと鉄なので重くて、土地が重さに耐えられないようです。特にデルタ辺りやリッチモンドは、三角州で低地、フレーザーリバーによって堆積した砂が積もって出来た土地ですので、元々冠水したり、液状化しやすいようです。

メトロバンクーバーには、世界的に見ても貴重な湿地帯が沢山あり、それらは野鳥の楽園でもあります。大地の為にも開発のしすぎは止めて欲しいです。