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世界地図みたいな蕁麻疹に見舞われて・・

August 11, 2008

【2014年8月15日追記:その後の蕁麻疹シリーズ: その8 最近蕁麻疹が出てこなくなりました(2014年7月22日)

【2013年12月22日追記:
先月少しコントロール不能な、とても痒い蕁麻疹が再び出てきてしまいました。生姜やにんにく、ブラックペッパーやカレー用のスパイスとしてのチリペッパーなどを取りすぎていたようです。他にも今は食べませんが、消化の悪い玄米を食べると必ず結構ひどめの蕁麻疹が出てきます(しかし、数日間常温の水に浸して発芽玄米にしたものであれば大丈夫)。また、コーヒーや紅茶、緑茶、チョコレート、ココアなどに含まれるカフェインを摂取し続けると、これまた必ず痒い蕁麻疹が出てきます。それ以外にも、ひまわりの種、ポピーシード、ごま、フラックスシード、マスタード等の種類を食べるとこれまた痒い蕁麻疹がポツポツと出てきます。私の場合、胃腸が弱いので(胃炎で死にそうに痛かった経験有)、どうも消化の悪いもの(消化できないもの)や刺激物が良くないようです。

最近は毎日やや酸っぱいプレーンヨーグルトを朝食に温かいオートミール粥と一緒に食べていましたが、それに加え、昼と夜も食後に少量のプレーンヨーグルトを食べ続けたところ、またとても痒い蕁麻疹が自然と消えていきました。これはすぐに実感できます。翌日など。もちろん、上記の消化できない食べ物や刺激物、種類、カフェインを食事から絶ってヨーグルトを食べる前提です。

以前から不思議だったのが、同じ乳酸菌の入った飲み物や食べ物でも、効くものと効かないものがあることでした。

例えば、よく以前の蕁麻疹関連の記事中に書いていますバターミルクですが、これはやや酸っぱいバターミルク(3%の脂肪)で、2009年当時もこれまでも、これを飲むと蕁麻疹に良く効いていました。しかし、当時、酸っぱくないプレーンヨーグルトを食べてもあまり効果は見られませんでした。なので、バターミルクに入っているバクテリアカルチャーが特別に私に効いていて、ヨーグルトでは効かないのかな?などと思っていましたが、違っていたようです。

というのも、今回やや酸っぱいプレーンヨーグルトを朝昼晩と食べて、痒い蕁麻疹が自然に引いたからです。そして、今回あまり酸っぱくないバターミルク(1%の脂肪)を毎晩シャワー後に飲んでいましたが、以前に比べて効きがあまり実感できませんでした。(今回なぜあまり酸っぱく無い、また、脂肪の少ないバターミルクを飲んでいたかと言うと、2012年に春ウコンの飲みすぎで胃を荒し、更に、脂肪の多い3%のバターミルクを蕁麻疹対策として飲んでいたところ、とても酷い胃炎になり、1ヶ月殆ど何も食べられず、苦しんだ経験があるため。)

どうも、ポイントは、”やや酸っぱい乳酸菌飲料やプレーンヨーグルト”を少量ずつ1日に分散して食すことにあったようです。酸があるのは、発酵菌である乳酸菌が生成した乳酸があるからで、プレーンヨーグルトが酸っぱいのは、この乳酸菌生成物=乳酸が含まれているからです。つまり、乳酸菌が生成した乳酸が含まれている酸っぱいプレーンヨーグルトやバターミルクを飲むことが、痒い蕁麻疹を自然治癒していたようなのです。

調べてみたところ、腸内には常在菌(善玉菌や悪玉菌)が生まれたときから既に存在しており、赤ちゃんの頃は母乳から乳酸菌などの善玉菌を貰っていたので、善玉菌が常に優勢である状態なのですが、離乳食を始める頃からだんだんと悪玉菌が増えて、また、年齢を重ねるごとに、善玉菌の数が減少し、悪玉菌が優勢になってくる為、健康を保つ為、意図して善玉菌を増やしてあげる必要があります。

しかし、いくら生きた善玉菌を腸内に入れたところで(プロバイオティクス)、常在菌(善玉菌や悪玉菌)が新しい菌と入れ替えられることはないそうです。また、普通の善玉菌が居るプレーンヨーグルトを食しても、胃を通過する事で胃液で善玉菌が死んでしまい、生きては届かないのだとか。でも、その善玉菌の死骸は、腸内にいる常在菌である善玉菌の餌になるので、善玉菌が増えることが出来て、それはそれで良いことのようです。また、善玉菌の食料であるオリゴ糖や食物繊維をとることで、乳酸菌の数を増やす事もでき、これもこれで良いことです。

で、少し前に腸内の善玉菌について調べていたところ、以下のような1967年に作成された腸内粘膜細胞と善玉菌の働きについて説明されたビデオを見つけました。(作成はヤクルトさんのようです。)

これを見て、悪玉菌は、善玉菌が生成する酸性の乳酸に触れることで、死滅しているのが分かりました。それはまるで聖水に触れたかのようにです。

だから、酸っぱい=つまり乳酸が含まれているプレーンヨーグルトやバターミルクを毎食後などにでも、少量を頻繁に摂取することで、増えすぎた悪玉菌がすぐに死滅し、よって、腸内環境が良くなり(快便になり)、蕁麻疹が直ぐに引いていくのだと思います。(私の場合、翌日には実感できます。しかし、全ての蕁麻疹が完全に引くまでにはもう少し時間がかかります。そして、それを続けていると、全く蕁麻疹が出てこないようになり、以前のように、また、つるつるした肌に戻っていきます。炎症で茶色くなった肌の色素が元に戻るには結構時間がかかりますが。)

私の場合、やや酸っぱいプレーンヨーグルトやバターミルクを、胃に刺激と負担があまりかからない程度に、少量ずつにでも毎食後に食すれば、結構直ぐに蕁麻疹が引いて行っていたのは、このような背景があったからだと、今だからわかります。とは言えあくまでも、実体験からと自分で調べた事だけからの憶測でしかないので、本当のところどうなっているのか、という部分については、何も証明出来ません。

ですが、今蕁麻疹で、とても痒くて辛い思いをなさっていらっしゃる方は、やや酸っぱいプレーンヨーグルトを毎食後にでも少量ずつ、食べてみる価値はあると思います(食べ過ぎない程度に。)注意したいのが、蕁麻疹が出てくるような方は、私もですが、胃腸が弱い方が多いと思います。なので、プレーンヨーグルトなどの酸味で、食べ過ぎたりして、胃を荒らしてしまう事も大いに有り得るので、食べ過ぎない程度を少しずつ、また、常温にするなどして、胃腸に刺激を与えすぎないようにして、食すると良いと思います。

また、胃腸が虚弱体質の場合は、玄米などの消化に悪いものは、とても痒い蕁麻疹が出てきやすいですし、カフェインやスパイスなどの刺激物はしばらく止めておくと良いと思います。それらに、腸内の内側の粘膜細胞が敏感に反応して(アレルギー反応?)、炎症を起こしているのかもしれません。

痒いのはとても辛いです。
少しでもご参考になれましたら幸いです。
2013年12月22日追記。】


先週少し暑い夏がやってきたバンクーバーですが、それもあまり長くは続かず、気温がまた下がってしまいました。私達が住んでいるところからは、Seymour Mt.Grouse Mt.が見え、普段は風があったり雨が降ったりして空気がきれいで山がクリアに見えるのですが、先週気温が数日上がった時は風があまり吹かず、その為、薄く白がかったスモッグで山があまり見えませんでした。同時にニュースで空気のコンディションが悪いので、気管支炎などのある人は気を付けるようにという注意と、山火事の注意が早速出されていました。

ここ数日は雨でしたがそのお陰で茶色く枯れた芝生は元の緑を取り戻し、木々は緑、山は青色に光り、気温は低いですが、今日のようなクリアな空気で晴れ間が広がった天気はとても清清しい気持ちにさせてくれます。

最近ローカルのブルーベリーが出回る時期で、アボツフォードのブルーベリーが沢山売られているので、よく頻繁に購入し、ヨーグルトに混ぜて食べるのですが、それと共に、普段はあまり食べないポテトチップスを一度ハニャが購入し、私も一緒に食べたところ、その夜、首の下あたりがものすごく痒くなってしまって、朝起きたら、世界地図のような形の蕁麻疹が出来てしまっていました。夜中、寝ている間も痒くて掻いてしまったのをうっすら覚えていますが、これも悪化させた原因でありましょう・・。

蚊に刺された後のようなぷっく~りと赤く腫れている感じのものが5センチ四方、世界地図のような形で首の下に現れていました。。これがものすごーく痛痒いのです!鳥肌が立つほど痒いので、ひとまず氷で冷やすことにしました。気休めとはなりますが、徹底的に痒みをなくすわけではないので、痒みがジンジン、ジンジン。。

元々アレルギー体質ではありましたが、カナダに来てから食べ続けていた蕎麦や、ひょっとしたことから健康に良いと言われ食べ始めたオートミールにもアレルギー反応を示し、蕁麻疹が出ていたので、今回もきっと何かの食べ物が原因だろうと思いました。

初め、ここ数週間頻繁に食べていたブルーベリーがもしや原因では?!などと思っていましたが、これは数週間前からも食べていたし、目に良いとされるフルーツのブルーベリーが原因ではないだろうと思いました。

丁度蕁麻疹が出た時、ホットペッパーを入れた辛い夕食を作ったのですが、これを食べた後、アイスクリームも食べまして、もしかしたら、アイスクリームは乳製品だからこれがあたったのか?!と思いましたが、その後食べても大丈夫だったので、やっぱりこれも違うらしく・・。ではホットペッパーが刺激を?とも考えてみましたが、これもどうやら違うようで・・。では、ここ1年ほどずっと食べ続けている白米に半合ほど混ぜている玄米が原因?とも思いましたが、これもちょっと違うようで・・。

では、ポテトチップス?
普段ジャンクフードは出来るだけ食べないようにしていて、ポテトチップスは年に数回食べる程度ですが、これまで蕁麻疹なんて出たこと無かったので、これを疑うことはしていませんでした。ですが、どうやらまさかのこれが原因であるようで、少し食べたらまた痒みが戻ってきた感じでした。きっと、読んでも意味が分からない原材料が、私の細胞を刺激してヒスタミンを余計に出しているに違いありません。

とにかく痒みが酷いので、ネットで調べたところ、蕁麻疹とはアレルギー反応なので、同じように、花粉症に効く薬は蕁麻疹にも効果があるらしく、早速手元にあった花粉症用の薬を飲みました。これが結構効いて、酷い痒みがス~ット無くなって行きました。お陰で翌日の痒みも引き、大変助かったのですが、掻かないようにはしていましたが多少跡が残っています。

なので、私の食べれないリストがまた増えてしまいました。
・蕎麦
・オートミール
・ポテトチップス

実は蕎麦はもしかしたら見直しが出来るかもしれません。再度食して試してみなければ分からないですが。。でも、痒くなるのを想像すると、食べるのが・・怖いぃぃぃ。

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